喜界島、ゴマの収穫期を迎える
2鹿児島県の喜界島における近年の特産品に、ゴマを挙げることができます。
喜界島の産物の中心はサトウキビです。
江戸時代から、島は黒糖の産地として知られてきました。
ゴマも以前から、島西部の荒木などで在来種のゴマを自家用として栽培してきました。
珊瑚礁から由来するアルカリの土質や気候は、ゴマ栽培に適しています。
ほとんどが輸入物で占められるゴマは、昭和60年代ごろから国産物の評価が上がり、島でも本格的に栽培がおこなわれました。
国産ゴマは評価が高く、販売価格もよいため、栽培面積は拡大しています。
平成18年には、栽培面積が100ヘクタールを超えました。
現在の喜界島では、ゴマはサトウキビ栽培の前作として栽培されています。
収穫時期は7月から9月末あたりがおおよそです。
収穫は、まず、ゴマの株を刈り取り、束ねます。
サヤの自然乾燥を行いますが、島で集落の石垣や海岸の堤防に束ねたゴマの株を並べています。
十分に乾いて茶色くなるとサヤが開き、脱穀作業が始まります。
ゴマの粒を天日干しして仕上げます。
資料 喜界町HP