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地域・歴史・文化


大崎の飯隈(いいくま)古墳群で古墳時代の人骨が出土


平成28年1月27日の南日本新聞によりますと、
大崎町神領にある飯隈(いいくま)古墳群内の畑で、古墳時代の地下式横穴墓と人骨1体が発見されました。
1500年~1600年前の40代前後の男性と推定されています。
飯隈古墳群は菱田川と田原川に挟まれた台地にあり、地下式横穴墓は今回の発見で26カ所になります。
発見のきっかけは、平成27年12月24日、畑を耕運中に地面が陥没したため、耕作者が大崎町の教育委員会に連絡をしたことです。
鹿児島女子短期大学の竹中正巳教授(自然人類学)によると、大隅半島で出土した数百の地下式横穴墓の中でも
非常に保存状態が良く、頭や脚がほぼ完全な状態で残っています。
身長は155センチメートル。
顔からあごにかけて、赤い顔料が確認されています。
副葬品も左上腕に沿って発見されており、長さ約40センチの鉄剣です。
人骨のあった地下式横穴墓は、地表から天井部分までが約1メートル、床面までが約1・8メートルのものです。
天井部分には梁状の凹凸があり、壁には白い顔料が塗られていました。