屋久島町・口永良部島新岳噴火、その後
平成26年9月23日の読売新聞によりますと、
鹿児島県は9月18日、屋久島町・口永良部島の町役場口永良部島出張所に、二酸化硫黄の自動測定器を設置しました。
これは8月3日に新岳が噴火したことに伴い、居住区域への火山ガスの影響を観測するためです。
自動測定器は、火山ガスに含まれる二酸化硫黄を、24時間体制で1時間ごとに観測します。
現在のところ、健康に影響する数値はでていません。
気象庁は、火山観測を強化するため、屋久島に高感度カメラを設置し、9月19日から運用を開始しました。
平成26年10月11日の南日本新聞によりますと、
福岡管区気象台は10月7、8日に新岳の現地調査を実施しました。
その結果を10日に発表しました。
その発表によりますと、新たに南西斜面で水蒸気が主成分の噴気が上がっているのを確認したということです。
目視のため、割れ目等は確認されていません。
これまで確認されていた火口と西側の割れ目では、白色の噴煙が現在も上がっています。
赤外線映像装置により、地表面が高温域となっていることも確認しました。
新岳の火山ガスに含まれる二酸化硫黄の放出量は、1日あたり500トンです。
噴火前の60トンに比べて依然として高い値です。