Idea
02ten

小分け冷凍の柑橘搾り汁はじゅうぶんに完成商品です
2016/06

日本は柑橘類の果物の種類が豊富です。
果物として食用にする柑橘類だけでなく、ユズ、カボス、ダイダイのように
香りと口当たりの柔らかい酸味を料理の引き立て役に使うものも多くあります。
お土産の品、あるいは産地の商品として、その土地の柑橘で作ったドレッシング等も発売されています。
あるいは、搾り汁を瓶詰にしたものもあります。
サラダは当然のように食卓に出てくるものですから、ドレッシングは冷蔵庫にあっても便利かもしれません。
しかし、ドレッシングは意外に好みが分かれるものです。
作るのはさほどむつかしくはありませんが、売れるドレッシングになるかどうかは別物です。

搾り汁そのもののほうが、用途は広いように感じられます。
例えば、炒め物に柑橘の酸味を加えるだけでまろやかになります。
刺し身のつけ醤油に少したらすのも乙です。
オリーブオイルと搾り汁と塩を少し、その場で混ぜればドレッシングです。
搾り汁の瓶詰もいいのですが、開封したら早めに使い切らなくてはいけません。
無理やり使おうとすると、なんでもそうですが、急に美味しさが半減します。

小分けの冷凍品があったらどうでしょうか。
もちろん、瓶詰めのものを自分で小分けにしてもいいのですが、
冷凍の商品が、もっと便利だと思います。
100ccくらい、あるいはもっと少なく20ccくらいずつに分けられていれば、
冷凍庫から出して無駄なく使い切ることができます。
商品を作る側からすると、搾り汁では商品としてはちょっと、と思うかもしれません。
しかし、シンプルですが十分に完結した商品です。

実は、我が家の冷凍庫には、この商品がいつも入っています。
冬になると、庭のダイダイを絞り、冷凍しているからです。
ダイダイの搾り汁は、醤油を足すだけで、素晴らしい鍋のポン酢になります。
アジやマグロの漬け丼にも、醤油だけでなく、ほんの少しダイダイの搾り汁を足して漬けておきます。
半解凍の搾り汁はとても冷たいため、夏場の刺し身などにはとても重宝しています。
もちろん、ドレッシングにも使っています。
だからこそ、お勧めです。