Idea
02ten

自分の気持ちをコントロールする楽しい遊び
「給料日とその翌日限定のお買い物ゲーム」


2015/09

ストレスが溜まっているとき、無駄な買い物をすることはありませんか?
ストレス解消には便利かもしれませんが、後悔することも多々あることでしょう。
やけ食いも、そういうもののひとつかもしれません。
自分の気持ちをコントロールするには、やたらに厳しくするのは考えものです。
厳しくしすぎると、かえって反動が来るからです。
今回ご紹介する、「給料日とその翌日限定のお買い物ゲーム」は、自分自身に楽しみを与えて、
心地よい気持ちを維持するやり方です。
その上で、その買い物がのちのち役立つようにする、一挙両得の買い物です。

この遊びは、ひとり暮らしの人に一番お勧めかもしれません。
まず、給料日とその翌日だけしか、この買い物はしてはいけません。
忘れてしまったら、その月は、楽しみはお預けとなります。
期間限定だからこそ、楽しみが深くなります。
次に、使える金額を決めます。
2千円から3千円が妥当です。
その金額内で、食料品スーパーで、自分が食べてみたいなと思うものを買います。

金額だけでなく、もうひとつ条件があります。
冷凍品、缶詰、瓶詰、レトルト、乾燥食品、それ以外でもかまいませんが、1ヶ月ほどもつ食品であることが
条件です。
パンや和菓子は冷凍できます、という意見もあるでしょう。
そこは、自分で判断してください。
すぐ食べなくても大丈夫というのが条件です。
買い物は、普段の買い物とは別にします。
肉や魚を買うついでに、3千円足すというのはだめです。
ということは、この買い物ができない月も出てくるでしょう。
半分遊びの買い物であるからこそ、楽しくするために最大の注意が必要です。

さて、子どものおつかいではありませんが、あなたが3千円握りしめて、スーパーに出かけたら、一体何を買ってみたいと思いますか?
普通の買い物のときは、何十円高いだけで、いつもと同じものを買ってしまうことがあります。
新製品のラーメンはどうでしょう?
レトルトのスパゲッティソースでおいしそうなものがあるかもしれません。
まだ、試していない味のアイスクリームはどうでしょう。
缶詰もさまざまなものがあります。
ゆっくり眺めるだけでも、いつものスーパーが違って見えるものです。
家に帰ったら、ひとつくらいを口にして、あとは「いつかのお楽しみ」にしておきます。
「いつか」とはいつ?
給料日前です。
外食するのは無理というとき、しまっておいた買い物の品が役に立ちます。
金欠というには贅沢なラーメンだったり、レストランと変わらないスパゲッティが食べられるのはいいものです。
「いつか」は体調の悪いときも含まれます。
休日、コンビニに行くこともできないくらいに具合が悪いときでも、おいしいレトルトのスープやおかゆを口にすることができたら幸せです。
つまり、「楽しみながらの買い物」は、「イザというときのための買い物」にもなるのです。
しかし、買い物をするときは、楽しみだけを考えて選んだほうが気持ちがゆったりします。

自分の精神が不安定になりやすいと考える人は多いように思います。
自分の手綱をにぎっているのは自分自身です。
買い物ひとつとっても、気持ちよく生きていくヒントはありそうです。