いとしのポンセン
2015/07
世界の人が好きな食品に、rice cakeと親しまれているポンセンがあることを、日本人はあまり知りません。
コメを小さな型に入れ、圧力をかけて作る食品です。
ポンセン愛好家はいますし、乳児の離乳食としておじや風にしたり、幼児のお菓子代わりに使う人もいます。
ただ、昔懐かしいと形容詞がつくことが多いようです。
ポンセンが日本で消費されていないかは、スーパーやコンビニ、あるいは八百屋のような店でポンセンを見つけるのが
難しいということでわかります。
rice cakeで海外のネットを検索すると、free saltから始まり、アップルシナモンやバター味、
キャラメル味、チョコレート味など、日本人から見るとポップコーンかシリアルのような扱いです。
パン代わりに、あるいは安価で健康的なスナック菓子として親しまれています。
ポンセンに湯をかけてしらす干しやネギを入れて味を付け(醤油や塩味の場合はそのままでも大丈夫です)、
溶き卵を加えたら、立派な雑炊の出来上がりです。
塩味のポンセンなら、おかゆもすぐにできます。
砂糖やきな粉を加えた菓子風のものも、捨てがたい味です。
夜食にも便利です。
考えてみれば、フリーズドライに近いものです。
そのまま食べておいしいポンセンですが、応用範囲はかなり広く思います。
海外のポンセンの味付けではなく、塩も醤油も何も足さない(海外でも free saltはありますが)ポンセンのほうが
米や餅と同様、使いやすいのではないかと思います。
日本のポンセンでも、味なしというのは案外見つからないのです。
海外でこれだけ受け入れられているというのは、ポンセンに実力がある証拠です。
ポンセンが生まれた国で、ポンセンがもっと人気者になるといいのですが。