Idea
02ten

「竹を割ったような」鹿児島土産
2015/05

鹿児島は竹の産地です。
鹿児島の竹は太いものが多いと、関係者から聞いたことがあります。
したがって、竹製品も、繊細な京都や大分のものとは違いがあります。
太い竹を扱うのは、それはそれで大変なことだそうです。

竹製品というよりは、もっとシンプルに竹そのものを味わうお土産があってもいいように思います。
「竹を割ったような」というのは、さっぱりした性質を言いますが、そんな比喩ではなく、まさに竹を割っただけのお土産です。
太い竹を節で切り、半分に割る。
紐を通す穴をあけておしまいです。
竹に墨で書いてもらえるサービスがあれば面白いでしょう。
自分の名前でもいいし、「冷やし中華始めました」だったら、お店も使えます。
好きな言葉でもかまいません。
「お静かに」と書いてもらう人は、どんな場所にその竹を置くのでしょう。
墨で書いてもらえるサービスが無理なら、竹に貼るシールが付いていれば良さそうです。

買った人がどんな使い方をしてくれるのか楽しみになるような商品のほうが面白く感じます。
先日、竹の容器のお弁当が試験的に売り出されるという記事を読みました。
竹を半分に割った容器が二つ。
ひとつはごはん、ひとつはおかずが詰まっています。
竹を割っただけのお土産品は、弁当箱にもなれそうです。
私はやはり、そうめんをいれたいところですが。