Idea
02ten

小さな仕事の枠組み作り
2003/7
体を動かして仕事をしたい。
年とっても、すこしは働きたい
子供が小さいから、フルタイムは無理だが、少しは働きたい。
自分の小遣いを自分で稼ぐことを、子供に教えたい。

こんなことを思っている人は、少なくないはずです。
にもかかわらず、働く場所に関して、自分から作り出す人は少ないと思います。
新聞、チラシ、人材派遣といった、すでに存在している仕事斡旋業を通じてしか、仕事はできないと考えます。

仕事は、実は自分で作ることもできます。
小さな仕事なら、身近をさがすのも、ひとつの手です。
自分の周りの人が困っていることを手伝うのです。
大きな仕事をするのではなく、10人分の仕事だけを請け負う、そういう仕事もあります。
たとえば、10人の食事の下拵えを請け負う、10人の、クリーニング店への往復を請け負う、10件の個人商店の掃除を請け負う、等々です。
見回すと小さな仕事はいろいろあります。

便利屋やハウスクリーニングの仕事を考えたとしても、そこに雇われるばかりが、仕事をする方法ではありません。
もともと便利屋、ハウスクリーニングの職業もこうして大きくなったはずです。
自分の仕事を一つ決め、自分の仕事を売り込みます。
自分を待っている人は、どこにいるだろうかと、まずは考えなくてはいけません。
やみくもに探しても、見つかる確率は少ないからです。
そういう時は、自分の仕事をもう一度見直します。
「こんな人がほしい」「こんなことを手伝ってくれる人はいないだろうか」
そういう要望は、必ずあります。
丁寧な仕事をし、なおかつ、一人で続けられることを基本にすれば、継続は可能です。

「御用聞き」という言葉がありました。
「御用」を聞いて回っていると、自分ができる仕事は見えてくるかもしれません。
その中で、自分が自信を持っていけるもの、依頼者が一回限りでは終わらないものを探してみてはどうでしょう。

そんなもの、あるわけがない、と思うかもしれません。
しかし、あるんです。
洋服に、手作りもあれば、既成服もあるのと同じです。
手作りのおむすびも、コンビニのおむすびも、どちらも作り手はいるのです。