Idea
02ten

聴く愉しみ
2002/6
ライブハウスやコンサート、夏のフェスティバルは楽しいものです。
駅前の路上ライブも、いいものです。

外出すると、イヤホンで音楽を聞いている人が多いのに驚きます。
音楽が、日常生活になくてはならないものになっているのでしょう。

ひとりで音楽を聴くだけでなく、日常の中で音楽と出会えたら面白いと思いませんか?
コンサートが楽しいのは、音楽を他の人と分かち合っているから。
私はそう思います。
流しのギターというのが、昔の日本にはありました。
デンマーク、コペンハーゲンの日曜日、いつもは観光客でにぎわう店は日曜日のせいか、閉まっていました。
店の前で弾いているバイオリンの音色に、足を止めたことがあります。
きれいな曲でした。

ふだん着で食べたり飲んだり、あるいは買い物をする場所に音楽があったら、と思います。
ライブハウスというよりは、ミュージシャンが喫茶店やコンビニ、居酒屋に出没してくれるのです。
店主の意外な一面ものぞけます。
あの八百屋さんの好み、演歌かと思ったらクラシックだったなんて。
あの人がレゲエ好きだとは。
そんな楽しみもでてきます。

苦しい時に気が晴れる音楽って、どんな音色なのでしょう。
病院で音楽が流れていることは、まず、ありません。
しかし、病院の、どこか小さな部屋がライブハウスだったとしたらどうでしょう。
最高のミュージシャン、最高の演奏だけが必要なわけではありません。
演歌やジャズ、ボサノバやクラシック、日本の歌やポップスがあったらおもしろいでしょうね。
それが生で聞けるのなら、惹きこまれるようにも思います。

聴く楽しみ、いろいろあると、生きる喜びもまた増えるような気がします。