洗濯屋さん
2002/2
洗濯屋さんというビジネスが、いま、あるようです。
これまでのクリーニング屋とは、少し違います。
家庭の洗濯機で洗うようなものを、ひとふくろいくら、といった具合の値段表示で洗ってくれるのです。
かつて、イギリスの小説で、洗濯屋という商売があることを知りました。
預かった洗濯物を洗い、アイロンをかけて、お客さんの家まで渡しに行きます。
以前の日本にも、もしかしたらあったのかもしれません。
たしかに、衣類は、いわゆるクリーニングではなく、洗濯とアイロンがけがしてあればいいというものも多いのです。
わたしが欲しいのは、タオルとシーツを洗ってくれる洗濯屋さんです。
これなら、あまり抵抗感なく受け入れられるのではないでしょうか?
以前、泊まった旅館で、大きな部屋にたくさんのシーツが干してあるのを見たことがあります。
シーツやバスタオルは、晴れた日を選んで洗濯していますが、その日だけでは、しっかり乾かないときもあります。
他に洗濯物が多いと、干す場所もなくて苦労します。
1週間に1回、洗濯屋さんに頼んだら、洗濯物の量はかなり減ります。
「今は洗濯乾燥機があるから、大丈夫」
と言われるかもしれないけれど、こんなふうに仕事を分担するのも悪くないと思うのです。
洗濯機を1台買って、商売を始めることはできます。
近所の美容院に注文をとって、美容院が使用するタオルを洗濯・乾燥・畳むという仕事もありそうです。