「マリンポートかごしま」に税関・出入国管理・検疫(CIQ)機能
平成29年5月26日の日本経済新聞によりますと、
鹿児島県は「マリンポートかごしま」に、税関・出入国管理・検疫(CIQ)機能を持つ「かごしまクルーズターミナル」を整備します。
着工は8月で、平成30年3月の完成予定です。
広さは2300平方メートルで整備費は約7億円かかります。
「マリンポートかごしま」は、鹿児島港(鹿児島市)の中央港区にある人工島で、大型観光船パース(岸壁)を備えています。
「かごしまクルーズターミナル」が整備されることにより、税関・出入国管理・検疫にかかる手続きが
現在より1時間短縮される見通しです。
訪日客が観光地等に滞在する時間が増え、クルーズ船招致のアピールポイントになります。
鹿児島県のHPによりますと、
鹿児島港は国内外の観光船の寄港地として以前から利用されていましたが、大型観光船が優先的に利用できる接岸施設がありませんでした。
そのため、谷山一区の貨物船用の公共岸壁等を利用調整しつつ、大型観光船を受け入れる状況でした。
その後、「マリンポートかごしま」で国際観光船埠頭が整い、平成19年9月から大型観光船の受け入れを開始しました。
平成28年度は過去最高の82回の寄港がありました。
大型観光船の入港時刻と出港時刻を見ると、
例えば今年1月1日入港のスカイシー・ゴールデン・エラ号は9時35分入港、同日18時35分出港です。
つまり、9時間の鹿児島滞在です。
他の船を見ても。7時50分入港17時00分出港、6時55分入港16時30分出港、6時00分入港15時36分出港などで、
おおむね、鹿児島停泊時間は7時間から9時間あたりとなっています。
これまでの「マリンポートかごしま」への観光船の寄港実績は以下の通りです。
大型観光船入港数 |
|
年 |
隻 |
平成20年 |
41 |
平成21年 |
26 |
平成22年 |
49 |
平成23年 |
18 |
平成24年 |
32 |
平成25年 |
23 |
平成26年 |
33 |
平成27年 |
53 |
平成28年 |
82 |
注 以前に02tenコンパイル統計で掲載した「平成25年に鹿児島港に入港した観光客船」
(平成26年8月に出された平成25年鹿児島市観光統計の参考資料を参考)とは違う数字があります。