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鹿児島県産品の販路拡大に向けた連携協定を4者で締結

平成29年1月25日にヤマト運輸株式会社によりプレスリリースされた記事によりますと、
同日、鹿児島県・鹿児島アグリ&フード金融協議会・ヤマトホールディングス・ANA総合研究所の
4者は県産品の販路拡大と観光促進に向けた連携協定を締結しました。
鹿児島アグリ&フード金融協議会は以下の金融機関によって構成されています。
鹿児島銀行、南日本銀行、鹿児島相互信用金庫、鹿児島信用金庫、奄美大島信用金庫、鹿児島興業信用組合、奄美信用組合

まず、鹿児島県産品の海外への販路拡大に関しては、
ヤマト運輸の「国際クール宅急便」を利用し、アジア圏へ最短で翌日に届けます。
「国際クール宅急便」はヤマト運輸による、国際間の小口保冷輸送サービスです。
品質の高い農水産物、畜産物を鮮度を保ったまま海外まで届けます。

平成29年1月26日讀賣新聞によりますと、以下の流れとなります。
ANAの那覇空港に設置してある国際物流ハブとヤマト運輸の「国際クール宅急便」を利用し、
最短で翌日には香港、台湾、シンガポール、マレーシア、タイへ届けます。
具体的には、鹿児島空港からまず、羽田空港に農水産物などを運び、羽田午前0時出発のANAの貨物専用機で那覇に輸送します。
那覇での未明の通関手続きを経て、朝には届く仕組みです。
夕方に鹿児島空港を出発すれば、翌朝にはアジアに届けることが可能になります。

再びヤマト運輸株式会社のプレスリリースによりますと、
ヤマトホールディングス・ANAグループは、生産者または事業者に対し、輸出支援セミナーの開催、書類の作成サポートも行います。
国内の販路拡大に関しても、新たな輸送スキームを構築し、全国へ翌日の配達などを目指しています。

鹿児島県は販路拡大に積極的な生産者や事業者の取組支援を行います。
鹿児島アグリ&フード金融協議会は各種ファンドの活用や商談会の開催等を行い、支援を行います。

観光促進に関しては、ヤマト運輸の鹿児島での「手ぶら観光サービス」の提供取組も盛り込まれています。
このサービスは、鹿児島中央駅と鹿児島空港でスーツケース等の手荷物を預かり、当日中に県内の
宿泊施設に届けるサービスです。

締結式は鹿児島県庁において1月25日、午後4時40分から行なわれました。
鹿児島県三反園知事、鹿児島アグリ&フード金融協議会会長 上村基宏氏
ヤマトホールディングス株式会社代表取締役会長 木川眞氏、
株式会社ANA総合研究所代表取締役社長 岡田晃氏が出席しました。







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