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フランス・コンカルノー市にかつお節工場完成

平成28年8月31日の南日本新聞によりますと、
フランス・ブルターニュ地方の港町コンカルノー市に、かつお節工場が完成しました。
枕崎市の業者などが出資・設立した「枕崎フランス鰹節」の生産工場です。
工場は鉄骨平屋建て775平方メートル、敷地面積約3500平方メートルです。
9月から本格操業します。
原料のカツオは、インド洋で獲れたものを使います。
5月下旬から技術者2人を現地に派遣し、現地従業員を指導しました。
試作品では、国産品と遜色のない商品に仕上がっているとのことです。
工場では(かつお節換算で)1日当たり約100キロの生産で開始し、当面、従業員の技術習熟度も考慮し、
1日約200キロを生産する予定です。
工場の設備は、最大で1日300キロの生産が可能です。
当面は、問屋との取引から開始します。

日本産鰹節がこれまでEUへの輸出が困難であった理由には、鰹節の伝統製法が関わっています。
燻す工程で、EUの食品安全基準を超える物質が発生するジレンマがありました。
そのため、海外で和食の関心が高まっているにも関わらず、中国、韓国、ベトナム産が高値で取引されている現状がありました。
輸出が困難であるのなら、現地で生産しようと、2014年に「枕崎フランス鰹節」という会社を設立し、工場建設に至りました。










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