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統計

平成26年の農業産出額で鹿児島は3位に

平成27年12月22日の農林水産省のHP、農林水産統計情報によりますと、
平成26年農業総産出額及び生産農業所得(全国)(都道府県別)が公表されました。

農業産出額の1位は北海道、2位は茨城県、3位は鹿児島県、4位は千葉県、5位は宮崎県です。
平成26年の農業総産出額は8兆3,639億円です。
前年に比べ1.2%減少しました。
野菜が2兆2,421億円で26.8%、コメが1兆4,343億円で17.1%を占めています。
肉用牛、豚等の各畜産部門で産出額が増加したものの、米の産出額が減少したことが総産出額の減少要因です。

産出額上位5県の額、耕種部門・畜産部門別の産出額及び前年比、主要部門の上位県、過去5年の上位県を
表で示します。

過去5年の農業総産出額都道府県別順位を見ますと、1位、2位は変わらず、3位と4位が千葉県か鹿児島県になっています。
今回、鹿児島県が3位になったのは、畜産部門の価格上昇が大きな要因かと思われます。
熊本、宮崎、鹿児島は県別では別個になりますが、3県を合わせると、かなり大きな数字を作ることができます。

農業産出額上位5都道府県
順位 都道府県 産出額
1 北海道 11,110億円
2 茨城 4,292億円
3 鹿児島 4,263億円
4 千葉 4,151億円
5 宮崎 3,326億円

産出額 前年比 増加あるいは減少の原因
耕種部門 米  1兆4,343億円 19.5%減少 価格が低下したことによる
野菜 2兆2,421億円 0.5%減少 トマト・大根の価格が低下したこと等による
果実 7,628億円 0.5%増加 りんごやももの生産量の増加、ぶどうの価格上昇等による
花卉 3,437億円 1.4%減少 きくやカーネーションの生産量が減少したこと等による
畜産部門 肉用牛 5,940億円 14.5%増加 価格が上昇したこと等による
乳用牛 8,051億円 3.5%増加 生乳の価格が上昇したこと等による
6,331億円 10.2%増加 価格が上昇したこと等による
8,530億円 8.8%増加 鶏卵及びブロイラーの価格が上昇したことによる

上位県と全体における%
1位 2位 3位 4位 5位
新潟(9.0%) 北海道(7.7%) 秋田(5.4%) 茨城(5.3%) 山形(4.6%)
野菜 北海道(9.4%) 茨城(7.6%) 千葉(7.2%) 熊本(5.3%) 愛知(4.5%)
果実 青森(10.9%) 山形(8.4%) 和歌山(7.6%) 長野(7.1%) 山梨(6.6%)
肉用牛 鹿児島(15.9%) 北海道(14.9%) 宮崎(9.5%) 熊本(5.6%) 岩手(3.6%)
乳用牛(生乳を含む) 北海道(49.2%) 栃木(4.6%) 熊本(3.5%) 群馬(3.4%) 千葉(3.3%)
鹿児島(11.9%) 宮崎(7.8%) 千葉(7.5%) 北海道(7.1%) 茨城(6.5%)
鶏(鶏卵・ブロイラーを含む) 鹿児島(9.9%) 宮崎(9.2%) 岩手(7.5%) 茨城(5.2%) 千葉(5.0%)

過去5年の農業産出額都道府県別順位と金額(単位:億円)
平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年
1位 北海道(9,946) 北海道(10,137) 北海道(10,536) 北海道(10,705) 北海道(11,110)
2位 茨城(4,306) 茨城(4,097) 茨城(4,281) 茨城(4,356) 茨城(4,292)
3位 千葉(4,048) 鹿児島(4,069) 千葉(4,153) 千葉(4,141) 鹿児島(4,263)
4位 鹿児島(4,011) 千葉(4,009) 鹿児島(4,054) 鹿児島(4,109) 千葉(4,151)
5位 熊本(3,071) 熊本(3,113) 熊本(3,113) 熊本(3,250) 宮崎(3,326)