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藤井ピアノサービスが第6回ものづくり日本大賞で鹿児島初の大賞に

経済産業省HPのプレスリリース平成27年10月28日付によりますと、
薩摩川内市の有限会社藤井ピアノサービスが、第6回ものづくり日本大賞で、内閣総理大臣賞(大賞)を受賞しました。
経済産業省関係部門では7件が大賞を受賞し、その中のひとつです。

ものづくり日本大賞は、平成17年より隔年開催され、今回で6回目を迎えます。
経済産業省、国土交通省、厚生労働省、文部科学省が連携しています。
製造・生産現場の中核を担っている中堅人材や伝統的・文化的な「技」を支えてきた熟練人材、今後を担う若年人材など、
「ものづくり」に携わっている各世代の人材のうち、特に優秀と認められる人材を顕彰するものです。
今回の第6回では、経済産業省、国土交通省、厚生労働省、文部科学省合わせ、
24件65名、1団体の内閣総理大臣賞(大賞)が決定しました。
そのほかに、各省において、賞があります。
経済産業省では、内閣総理大臣賞(大賞)以外に、経済産業大臣賞に15件85名と2団体、
特別賞に12件53名と1団体、優秀賞に27件145名が決定しました。
経済産業省関係の大賞(内閣総理大臣賞)7件は以下となります。

・揮発性有機化合物とCO2を同時削減する新塗装技術「アクアテック塗装」 
  マツダ株式会社の4名
・軟質針葉樹の圧密成形加工技術開発・実用化及び家具用材への利用拡大 
  株式会社 天童木工の5名
・ISOクラス1フィルタと整流機構で実現した省エネルギースーパークリーンシステム 
  興研株式会社の4名
・地球環境保護に貢献するクリーンディーゼルを支える世界初のコモンレールシステム 
  株式会社デンソーの7名
・省エネを実現する、商船に世界初搭載した炭素繊維強化プラスチック製プロペラの開発 
  ナカシマプロペラ株式会社の7名
・次世代半導体デバイスを支える「製造装置用低発塵性部材」の開発 
  TOTO株式会社の6名とTOTOファインセラミックス株式会社の1名
・グランドピアノの音色と機能を持つアップライト型グランフィールピアノ 
  有限会社藤井ピアノサービスの藤井幸光氏

藤井ピアノサービスの授賞理由は、既存のアップライトピアノに開発した「装置」をつけることで、グランドピアノ並の表現力、
連打性能、音質の再現に成功し、価格もグランドピアノの半分以下程での設置を実現したことです。
現在、グランドピアノでなければ演奏できないような高レベルの曲を、小学生が弾く時代となっています。
しかし、ふだんの練習は、国内のピアノの主流を占めるアップライトピアノを使用し、
コンクール等の本番ではグランドピアノで演奏をすることが多いのが現状です。
アップライトとグランドピアノの鍵盤のタッチの違い等によって力を発揮できず、
指や腕を痛めることすらある現状の課題に対処しました。
開発された装置は、アップライトピアノへの取り付けが可能で、作業できる技師を全国に100人以上育成し、
体制も万全となっています。

これまで、鹿児島県では、以下の企業が優秀賞等を獲得しています。
第2回の優秀賞 
株式会社エルム 
「光ディスクのキズを短時間で修復する自動修復装置」
     
九州経済産業局長賞
株式会社藤田ワークス
「職人のこだわり、古くも信頼性のある技術が生んだ5層同時接合技術」

第3回の優秀賞
マトヤ技研工業株式会社
「豚枝肉処理工程におけるロース・バラ肉の肋骨剥離機「ミスターテンダー」の開発 」  

第4回の優秀賞
株式会社日本計器鹿児島製作所
「農作物を霜害や害虫から守る乾電池式全自動散水・止水制御装置の開発」

株式会社九州タブチ
「一気通貫生産体制確立による多品種少量生産に対応した独自の生産革新プロセスの構築」




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