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統計

平成27年6月の鹿児島の降水量は平年比33~322%

鹿児島地方気象台の6月の気象概況によりますと、
薩摩・大隅地方、種子島・屋久島地方では、梅雨前線が九州南部から奄美地方に停滞したため、曇りや雨となり、
大雨の日が多くなりました。
九州南部の梅雨入りは2日ごろで、平年より2日遅く、昨年と同日です。
奄美地方では、晴れた日もありましたが、梅雨前線や湿った気流の影響で曇りや雨の日が多く、大雨となった日もありました。
月平均気温は、平年差-1.4~+1.7℃で、薩摩・大隅、種子島・屋久島地方では全ての地点で平年並みか平年より低く、
かなり低い地点が多くありました。奄美地方では、全ての地点で月平均気温はかなり高くなりました。
月降水量は、平年比33~322%で、与論島を除いた全ての地点で平年より多く、月降水量がかなり多い地点が多くありました。
日照時間は、平年比26~107%で、薩摩・大隅、種子島・屋久島地方では全ての地点で日照時間は平年よりかなり少ないものとなりました。
奄美地方では、日照時間は平年並みの所が多くありました。

上旬は梅雨前線の活動が活発化し、各地で大雨となりました。
薩摩・大隅、種子島・屋久島地方では、3日、5日、8日、9日は大雨となり、降水量が平年の5倍のところもありました。

中旬は薩摩・大隅、種子島・屋久島地方では、梅雨前線の活動が活発化して大雨となった所がありました。
奄美地方では、晴れた日もありましたが、湿った気流の影響で曇りや雨の日が多くなりました。
薩摩・大隅、種子島・屋久島地方では、11日、13日、14日、15日、16日は大雨となりました。
19日には、沖永良部で日降水量196.0㎜を観測し、6月の極値を更新したほか、日最大1時間降水量101.0㎜を
観測して年間の極値を更新しました。

下旬は梅雨前線が九州南部から奄美付近に停滞し、曇りや雨の日が多く、期間の中頃は梅雨前線の活動が活発化して
大雨となった所がありました。
薩摩・大隅、種子島・屋久島地方では、24日、25日、27日は大雨となりました。
奄美地方では、23日、29日は大雨となりました。
25日には、種子島で日降水量317.0㎜を観測し、6月の極値を更新しました。
29日には、伊仙で390.0㎜の日降水量を観測し、6月の極値を更新しました。