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らせん水車で水力発電実証、薩摩川内市東郷町藤川で

薩摩川内市HPの次世代エネルギーウェブサイトによりますと、
平成27年6月9日に東郷町藤川地区で、小鷹水力発電所が完成し、運転開始式を行いました。
薩摩川内市と日本工営株式会社との共同実証事業です。
田海川を利用し、低落差の水力発電実証を行います。
発電した電力は、隣接する「臥竜梅の里 清流館」で使用されます。
水車の直径は2.1mで長さ7mの青いらせん水車です。
薩摩川内市は立地柄、既存エネルギーだけでなく、新エネルギーに関しても取り組みを行っています。
東シナ海に面するという立地から、海洋エネルギー活用の可能性にも着目しています。
従来の再生可能エネルギーに加えて、未利用の海洋エネルギーを含めたものを次世代エネルギーと呼んでいます。

平成27年6月18日の南日本新聞によりますと、らせん水車は近くの小鷹井堰と農業用水路を活用し、年間約11万4千キロワット時
(一般家庭約30世帯分)を発電します。
最大出力は30キロワットです。
総事業費は9千万円で、そのうち6千万円を国が補助します。
平成27年7月6日の讀賣新聞によりますと、2018年度まで実証実験を行い、効率的な発電方法やメンテナンス上の課題などを探ります。