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鹿児島大学の馬場昌範教授が、国際抗ウイルス学会賞「エリオン賞」を受賞

鹿児島大学HP、平成25年5月20日によりますと、馬場昌範教授がエリオン賞を受賞しました。
氏は、大学院医歯学総合研究科附属難治ウイルス病態制御研究センターの教授です。
評価理由は、
CCR5拮抗薬とフェスティナビル(新規の抗エイズ薬)を発見し、米国で臨床試験が進んでいること。
(CCR5拮抗薬は、エイズウイルスとCCR5細胞表面の蛋白質との結合を阻害することにより、免疫細胞への感染を防御)
ウイルス病に対する治療法の研究で、世界的に卓越した業績をあげていることです。

エリオン賞は、国際抗ウイルス学会(ISAR: International Society for Antiviral Research本部:米国ワシントンDC)の学会賞です。
抗ウイルス化学療法の分野で、毎年1名、きわめて優れた功績のあった人に授与されます。
ガートルード・ベル・エリオンに因んで、その名前がつけられています。
ガートルード・ベル・エリオンは、本格的な抗ウイルス薬を世界で始めて発見したことにより、ノーベル医学生理学賞を受賞しました。
過去の受賞者13名はすべて欧米人でした。