鹿児島茶、日本一の茶産地を目指して躍進
2014年3月1日の南日本新聞によりますと、鹿児島県産茶の全国生産量占有率が、初めて3割を超えました。
農林水産省がまとめた2013年産の茶生産量によりますと、2013年産の鹿児島県の荒茶生産量は、2万5600トンでした。
全国1位の静岡県荒茶生産量は、3万2200トンでした。
福島原発事故の影響で、2011年産から中断していた全国生産量推計が再開されました。
それによりますと、2013年産は8万4800トンで、静岡県産荒茶の占有率は38%、鹿児島県産茶の占有率は30.2%でした。
2位の鹿児島との差は8ポイントとなり、推計中断前の2010年産と比べ、2ポイント接近しています。
静岡県では、農家の高齢化が進んでおり、2009年産から減産傾向に拍車がかかっています。
静岡県と鹿児島県では、2005年産では占有率差は20ポイントありましたが、8年間で1桁にまで縮まりました。
鹿児島県の摘採面積は前年比2%増の8110ヘクタールです。
生葉(荒茶加工前の茶葉)の10アール当たり収量は1520キロで、前年より5%減ったものの、主産16府県で最も高い生産性を示しました。