2013年度の一番茶生産量と鹿児島県の過去5年間のデータ
農林水産省HPの農林水産統計(平成25年8月20日公表)によりますと、平成25年産一番茶生産量(荒茶生産量)は、前年産に比べて21%の減少です。
理由としては、凍霜害による被害や4月中旬以降の低温により、生育が抑制されたことによるとみられています。
この調査は、主産県(直近の全国調査年平成21年産の一番茶期の生葉収穫量の多い上位3県(静岡、鹿児島、三重)に加えて、茶の畑作物共済事業を実施する3府県(埼玉、京都、奈良)の6県を対象に実施しています。
摘採面積は3万200haで、前年産に比べて700ha(2%)減少しました。
摘採面積とは、茶を栽培している面積のうち、収穫を目的として茶葉の摘採が行われた面積を言います。
生葉収穫量は12万1,900t、荒茶生産量は2万5,000tで、前年産に比べてそれぞれ、3万1,600t(21%)、6,500t(21%)減少しました。
荒茶とは茶葉(生葉)を蒸熱、揉み操作、乾燥等の加工処理を行い製造したもので、仕上げ茶として再製する以前のものを言います。
25年度の摘採面積は、静岡県は16,500ha、鹿児島県は8,110haです。
生葉収穫量は、静岡県は54,900t、鹿児島県は39,600tです。
荒茶生産量は、静岡県は11,600t、鹿児島県は7,710tです。
普通煎茶量は、静岡県は11,000t、鹿児島県は5,980tです。
番茶量は、静岡県は192t、鹿児島県は1,420tです。
鹿児島県の累年データ
平成20年度 摘採面積:7,940ha 生葉収穫量:43,800t 荒茶生産量:8,430t
平成21年度 摘採面積:8,000ha 生葉収穫量:40,900t 荒茶生産量:8,030t
平成22年度 摘採面積:8,030ha 生葉収穫量:40,000t 荒茶生産量:7,770t
平成23年度 摘採面積:8,040ha 生葉収穫量:37,600t 荒茶生産量:7,440t
平成24年度 摘採面積:7,990ha 生葉収穫量:45,300t 荒茶生産量:8,700t
平成25年度 摘採面積:8,110ha 生葉収穫量:39,600t 荒茶生産量:7,710t