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平成25年春の鹿児島景気点検

鹿児島県が3月に発表した2月の観光動向調査では、観光業は明るさが出ています。
観光入場施設・ドライブインの入場者数は前年同月に比べ、増加しています。
しかし、製造業は大手企業の半導体関連工場の撤退・縮小が連続し、有効求人率も全国平均より低水準で、楽観できない状況です。

平成25年4月19日の日経新聞、九州・沖縄景気点検によりますと、鹿児島県の観光業は明るさが出ていますが、製造業は楽観できない状況です。
鹿児島県が3月28日に発表した2月の観光動向調査では、観光入場施設・ドライブイン(23施設)の入場者数は前年同月に比べて、4.1%増加し、8ヶ月ぶり前年を上回りました。
城山観光ホテルは、ゴールデンウイークに向けた宿泊予約は好調だということです。
外国人観光客については、中国からの旅行者は昨年から減少しています。
台湾については、就航1周年を迎えた鹿児島台北線の効果が期待されます。
製造業は、大手企業の半導体関連工場の撤退・縮小が連続しています。
薩摩川内市では富士通系の工場が、日置市では、パナソニック系の工場が平成26年春に閉鎖します。
平成25年10月までに約550人が離職することになる薩摩川内市は、企業進出の仲介などに報奨金を出す新制度を今年度から導入しました。
県内の2月の有効求人率は0・68倍で昨年12月以降ほぼ横ばいです。
全国平均の0・85倍と比べても、低水準であることがわかります。

経済・産業